「長野市の『ひとミュージアム上野誠版画館』が閉館するって本当?」
そんな声が広がる中、2026年3月末での閉館が正式に発表されました。
平和・人間の尊厳をテーマに、地域に静かに寄り添い続けてきたこの美術館。
なぜ閉館するのか?
今後の展示はどうなるのか?
この記事では、閉館までにぜひ見ておきたい見どころや、来館前に知っておくべきアクセス・施設情報、そして25年の歴史に込められた想いをわかりやすく解説します。
最後の1年、あなたも足を運んでみませんか。
●ひとミュージアム上野誠版画館が2026年3月31日に閉館する理由と背景がわかる
●閉館までに開催される展示やイベントの内容がわかる
●上野誠やケーテ・コルヴィッツの作品を今のうちに見ておくべき理由がわかる
●館内の設備やアクセス情報を確認して訪問の目安がつく
●地域とともに歩んできた美術館の役割や25年間の歩みがわかる
【閉館のお知らせ】長野市・ひとミュージアム上野誠版画館|25年の歩みに感謝を込めて
長野市の「上野誠版画館」閉館へ 作品の受け入れ先探し難航 労働者や被爆者の生きざま表現に評価 https://t.co/vInU0dT0se 反核・反戦を訴え続けた長野市川中島地区出身の版画家、上野誠(1909~80年)の作品を展示する民間施設「ひとミュージアム上野誠版画館」(長野市川中島町今井)が、…
— museumnews jp (@museumnews_jp) May 18, 2025
2001年に長野市川中島に開館した「ひとミュージアム 上野誠版画館」は、2026年3月31日をもって閉館することが決まりました。
芸術と平和、そして人の心に寄り添う美術館として歩み続けてきた25年――その節目に静かに幕を下ろします。
「ひとのしあわせ、ひとのつながり、ひとの可能性」を求めて
このミュージアムの中心にあるのは、版画家・上野誠の作品と、ドイツの女性画家ケーテ・コルヴィッツの魂。
戦争や貧困と向き合った両者の作品は、アートの枠を超えて「平和」や「人間らしさとは何か」を問いかけてくれました。
また、館内には木のぬくもりあふれる展示室と芝生の庭があり、1階にはピアノを設置。
月1回の講演会やコンサートでは、楽器の演奏や朗読など、芸術との豊かなふれあいが地域の人々の心を癒してきました。
川中島町に刻まれた「憲法九条の碑」と平和の象徴
2025年3月には、地域住民の有志とともに、川中島町に「憲法九条の碑」が建立されました。
その碑文は、川中島町出身の元防衛大臣・北澤俊美氏が揮毫(きごう)。
さらに、上野誠氏の描いた平和の象徴である白ハトの版画が台座に刻まれ、芸術と願いが形となって地域に残されています。
美術館としての魅力と施設概要
最後に:ありがとうの気持ちを込めて
「人のしあわせ」「つながり」「可能性」を掲げ、芸術を通して地域に光を灯してきたひとミュージアム 上野誠版画館。
その静かな閉館は、ひとつの終わりではなく、訪れた人々の心に残り続ける“芸術の灯”の継承でもあります。
最後の1年、どうぞこの場所に、あらためて心を傾けてみてください。
ひとミュージアム上野誠版画館の評判や口コミまとめ
ここでは2026年3月に閉館するひとミュージアム上野誠版画館の口コミや評判についてご紹介します。
ひとミュージアム・上野誠版画館に行ってきました。 pic.twitter.com/K3bmjLYC2P
— moineau (@drippingfausset) September 29, 2019
5/24(水)の【INCながのニュース】から
— チャンネルINC 長野 (@nagano_inc) May 24, 2023
戦前の山形県の児童が日常を描いた絵が川中島町にある「ひとミュージアム上野誠版画館」で展示されています。 pic.twitter.com/EZWVXLiVyb
町田で見た版画に強い印象を受けて、長野市にある「ひとミュージアム 上野誠版画館」へ。彼に影響を与えたドイツ人女性版画家ケーテ・コルヴィッツの連作「農民戦争」ほか命がけの人間が力強く美しく残酷で見入る。田島隆館長には特別に、上野さんの「被爆少年記」「ヒロシマ三部作」を見せて頂いた。 pic.twitter.com/HFqYaxu9PI
— 榊原生織 (@artlifeiori) June 2, 2019
ひとミュージアム上野誠版画館の閉館 まとめ
• ひとミュージアム 上野誠版画館は、2001年に長野市川中島町に開館
• 2026年3月31日をもって閉館予定、25年間にわたり地域に芸術文化を届けてきた
• 上野誠とケーテ・コルヴィッツの作品を中心に、平和や人間の尊厳を訴える展示を実施
• 月1回の講演会やコンサートなど、地域とのふれあいの場も提供
• 館内には木のぬくもりあふれる展示室や芝生の庭、喫茶スペースも併設
• 川中島町には「憲法九条の碑」も建立され、芸術と平和の象徴を地域に刻む
• 展示は上野誠の木版画240点のほか、国内外の社会派作家の作品も展示
• 休館日は月・火曜、祝日翌日など/入館料は一般500円、小中高生・障害者300円
• JR今井駅から徒歩13分とアクセスも良好/駐車場完備
• 芸術・人権・平和をテーマに、静かで深いメッセージを発信し続けてきた美術館



静かに幕を下ろすその日まで、ひとミュージアム 上野誠版画館の“心に響く芸術”に、もう一度出会いに行ってみてはいかがでしょうか。







