「善光寺を観光したいけれど、どのくらいの所要時間が必要か分からず予定が立てにくい…」と感じていませんか?
善光寺は見どころが多い分、計画的に巡りたいですよね。
しかし、参拝や境内巡り、周辺スポットを楽しむのに適切な時間配分がわからないと不安です。
今回の記事では、善光寺観光の目安となる所要時間や周辺のおすすめ観光スポットをまとめてご紹介します。
ぜひ観光プランの参考にしてください!
善光寺を観光するのにかかる所要時間はどのくらい?
戸隠→善光寺 pic.twitter.com/Nwr2FIsb0c
— atomyfin (@ggchocobies) November 6, 2024
長野市の象徴ともいえる観光名所「善光寺」は、642年に創建された歴史ある無宗派の寺院です。
その御本尊である「一光三尊阿弥陀如来」は、日本最古の仏像として深い信仰を集めています。
訪れたら、まず国宝に指定されている荘厳な本堂や、存在感を放つ仁王像、そして建設当時の美しさを復元した山門に注目してみてください。
善光寺全体をゆったりと堪能するなら、所要時間の目安は約60分。
参拝後は、仁王門から山門の間に続く「仲見世通り」を散策して、老舗の土産物店やカフェを楽しむのもおすすめです。
また、善光寺周辺には、国内屈指のパワースポット「戸隠神社」や、美術館、動物園といった観光スポットも点在しているので、心と体を満たす一日を過ごすことができます。
善光寺の地図(GoogleMap)
善光寺の見どころについて
長野市にある「善光寺」は、日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来(善光寺如来)」を御本尊とする歴史ある寺院です。
創建から約1400年、無宗派でありながらも多くの信仰を集め、どの宗派にも属さずに全国の参拝者を受け入れています。
江戸時代には「一生に一度は善光寺参り」と称され、庶民から貴族までが訪れる名所として親しまれてきました。
長い歴史の中で、時代を超えて信仰されるその魅力を体感してみませんか。
仁王門(におうもん)
善光寺と言ったら定額山(仁王門)の仁王像ですよね!
— グレ。 (@keepthefree1) April 30, 2024
阿形と吽形……カッコええ……
゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚#善光寺#仁王像#仁王門#定額山 pic.twitter.com/blBFcMj85C
善光寺の入口に立つ「仁王門(におうもん)」は、参拝者を迎える威厳ある門です。
この門の正面には、阿形(あぎょう)像と吽形(うんぎょう)像が安置され、背面には三宝荒神(さんぽうこうじん)と三面大黒天(さんめんだいこくてん)が鎮座しています。
これらの彫像は、著名な近代彫刻家の高村光雲と米原雲海によって制作され、建立当初は白く塗られていましたが、経年で現在の黒ずんだ風合いが出ています。
変わらない姿で未来に残るよう着色されておらず、時の流れを感じさせるこれらの像を眺めながら門をくぐると、深い歴史の趣を感じることでしょう。
山門
氷点下でキリリとしますが気持ちも冴える12月の「お朝事」。
— おいでよ善光寺 (@oideyozkz) December 2, 2023
山門前には猫が佇み、参拝者を迎えています。#善光寺#長野市 pic.twitter.com/r5j0twa5Ds
仁王門をくぐり、賑わう「仲見世通り」を進むと姿を現すのが「山門(さんもん)」です。
本堂の正面に堂々と建つこの門は、江戸時代中期の1750年(寛延3年)に建立され、国の重要文化財にも指定されています。
山門の上層部は特別に開放されており、登ると本堂や仲見世通り、仁王門を一望することができます。
善光寺の歴史と風情を感じながら、壮大な景色を堪能してみてはいかがでしょうか。
本堂
昨夜は長野市街で初雪が舞いました。
— おいでよ善光寺 (@oideyozkz) November 18, 2023
善光寺本堂も薄っすらとした雪化粧に。
秋から冬へと季節が駆け足で移ろいます。#善光寺#長野市#イマソラ pic.twitter.com/dkEte9RoBR
山門をくぐり進むと現れる「本堂」は、善光寺の中心的な存在です。
創建以来、何度も火災に見舞われながらも、1707年(宝永4年)に再建され、今に至ります。
108本の柱が支えるこの建物は、江戸時代中期を代表する壮麗な仏教建築で、1953年には国宝に指定されました。
本堂の内部は外陣、内陣、内々陣の3つに分かれ、御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は最奥の「瑠璃壇」に安置されています。
秘仏とされ、その姿は見ることができませんが、「お戒壇めぐり」を通じて直接ご縁を結ぶことができるといわれています。
善光寺本堂内々陣の奥右側を進むとお戒壇巡り(おかいだんめぐり)の入口があります。瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる絶対秘仏の御本尊様と結縁を果たし、極楽往生の約束をいただく道場です。#善光寺 #zenkoji #長野市 #旅行 pic.twitter.com/vfJYisIlPw
— 信州善光寺 / Zenkoji Temple (@zenkojiofficial) August 16, 2023
善光寺の「お戒壇めぐり」は、御本尊の真下を通る暗闇の通路を進みながら「極楽の錠前」という鍵を探す体験です。
この錠前に触れることで御本尊とのご縁が結ばれるとされ、まさに心と魂のつながりを感じる神聖な儀式です。
さらに、本堂に入ってすぐの場所には「びんずる尊者」が安置されています。
自身の体の気になる部分と同じ場所を撫でると、その部位が癒されるといわれ、多くの参拝者が訪れるスポットです。
御守・御朱印
善光寺では「授与品所」と「御朱印所」で多彩な御守や御朱印をいただけます。
中でも「五色守」(薄型カードタイプ800円)は、お札が浮かぶ独特なデザインで、財布に収めやすいサイズが特徴。
5つの色にそれぞれ願いが込められているため、自分の願いに合ったカラーを選べます。
また、「リラックマ守」(600円)は、リラックマが描かれた可愛らしい御守で、特に子どもたちに人気。
黄色、ピンク、黄緑の3色から選べ、裏には「善光寺」の文字が刻まれています。
御朱印は、「善光寺」の文字が記された通常の御朱印(500円)や、各堂ごとに限定された「諸堂限定御朱印」(500円)もあり、特別な参拝の記念になります。
また、春夏秋冬の彩りを感じられる「四季限定御朱印」(1,000円)は、切り絵加工が施された美しいデザインで、季節ごとに数量限定で頒布されます。
善光寺を訪れる際には、これらの授与品を通じて特別なご加護を受け取ってください。
善光寺の口コミ・評判
善光寺は少し観光地化していますね。でも、善光寺の中のお戒壇巡りは、一度体験されることをお勧め。ご本尊の下にある本当に真っ暗な回廊を、手探りだけで歩きます。なかなかに長くて、なんだか人生を垣間見る様な体験が出来ます。後、善光寺の門前町も良いですね。老舗のホテルやお蕎麦屋さんとかの佇まいが、小江戸川越が坂道になって先に伸びている様な街並みです。こちらの方が、歴史は遥かに長いですがね。駐車場は隣接する公園の無料駐車場があると、色々なクチコミにありましたが、2024年の現在は、1時間200円となっていました。普通に善光寺に隣接する駐車場を利用されるが良いですね。でも、近隣の人は運動公園の駐車場が有料とは、不便でしょうね。
初めての善光寺にマイカーでの入場で、駐車場が第1とか2?とか3?などあったが、よく分からなかったので、第3駐車場に停めた。近くではあったが、参道(正面?)の反対側で失敗だったかも。大きな鐘の音があり、おそらく決まった時間に打つのであろう。10時から約10分弱聞こえた。各時刻のちょうど00分に合わせると良いかもしれません。 ここが無宗派と言うことは知らなかった。知っていたのは(牛に引かれて善光寺参り)というフレーズのみ、情けない。まあ、「一生に一度は善光寺参り」が出来たので良しとしよう。
平日に参拝しました。 お寺自体も歴史があり、大変広大な敷地で人生一度は行きたいと言われる意味が判りました。公式ホームページにも善光寺の歴史が記載されているので、一読してから参るとより感慨深いと思います。 御本尊での祈願など一部の施設は有料ではありますが、チケット制で利用しやすそうでした。 境内内にBEAMS JAPANが常在していて、コラボグッズも販売されていて楽しめました。 長野駅から御本尊まで食べ歩きも兼ねて徒歩で向かったのですが、道のりが基本的に上り坂なので体力に不安がある方は公共施設で向かった方がいいです。
連休の始まり土曜日に参拝、やはり混雑してました。参拝チケットを購入して(1200円)山門、本堂、経蔵、資料館を初めてゆっくりと見る事ができました。山門からの景色も素晴らしい。お戒壇めぐりも真っ暗でスリルあり楽しめました。見どころ満載です。駐車場も混みますし、参拝も混雑しますので余裕持って参拝した方が良いと思います。
パワースポットの善光寺に 両親が行きたがっていたので旅行がてらにコチラへ 境内や本堂を見て圧巻!とても良い!! ご本尊様の下、真っ暗な地下を歩けるという大変貴重な体験も出来ました 後から知りましたが、地元にも新善光寺なるものがあるとは… 驚きました
善光寺へのアクセス方法
車
東京方面から
- 中央自動車道[岡谷JCT]→ 長野自動車道[更埴JCT]→ 上信越自動車道[長野IC]
- 関越自動車道[藤岡JCT]→ 上信越自動車道[長野IC]
名古屋・大阪方面から
- 名神高速道路[小牧JCT]→ 中央自動車道[岡谷JCT]→ 長野自動車道[更埴JCT]→ 上信越自動車道[長野IC]
新潟・北陸方面から
- 北陸自動車道[上越JCT]→ 上信越自動車道[須坂長野東IC]
長野IC、須坂長野東ICとも、善光寺までの所要時間はお車で40分程度です。
公共交通機関
東京方面から
- JR東京駅(北陸新幹線で約1時間30分)→ JR長野駅
名古屋・大阪方面から
- JR新大阪駅(東海道新幹線で約1時間強)→ JR名古屋駅(中央線特急「しなの」で約3時間弱)→ JR長野駅
新潟・北陸方面から
- JR金沢駅(北陸新幹線で約1時間)→ JR長野駅
JR長野駅から善光寺までは、善光寺口バスロータリー「1番のりば(善光寺方面行き)」発の路線バスをご利用ください。
(長野駅→善光寺大門、所要時間約15分、運賃190円)善光寺大門のバス停から善光寺本堂までは、徒歩5分程度です。
善光寺周辺の駐車場情報
善光寺第1駐車場(境内北西)
一般乗用車専用/24時間駐車可/高さ制限2.0m
善光寺第2駐車場(境内西)
宿坊関係専用(※宿坊ご利用者のみ駐車可)
善光寺第3駐車場(境内北東)
一般乗用車専用/24時間駐車可/高さ制限2.5m
善光寺第4駐車場(境内西)
一般乗用車・バス・自動二輪車/24時間駐車可/高さ制限なし※繁忙期は一般乗用車専用になる場合あり。
善光寺事務局横駐車場(境内東)
身体障害者専用駐車場(無料・電気自動車(EV)充電スタンド設置)
駐輪場※満車の場合は、一般駐車場へお回りください。
穴場の駐車場まとめ
善光寺周辺にあるおすすめ観光スポットまとめ
善光寺は長野市の代表的な観光名所ですが、その周辺にもたくさんのおすすめしたい観光スポットが数多くあります!
ここではぜひ立ち寄っていただきたい観光スポットをまとめて紹介していきます!
信州 善光寺 仲見世通り
善光寺の「仲見世通り」は、仁王門から山門へと続く約200mの石畳の道で、参拝者を魅了するスポットです。
沿道には宿坊、飲食店、土産店などが並び、信州ならではの郷土料理や甘味を味わうことができます。
季節ごとの催しもあり、常に活気にあふれた雰囲気が漂っています。
カフェやランチにぴったりの食事処も豊富で、食べ歩きを楽しむにも絶好のエリア。
また、民芸品や銘産品も豊富に揃い、お土産探しにもぴったりです。
八幡屋礒五郎 本店
善光寺門前にある「八幡屋礒五郎 本店」は、創業280年を超える老舗で、独特の辛味と香りの調和が絶妙な「七味唐からし」で知られています。
本店では、定番の七味・一味に加え、詰め合わせやオリジナルグッズも販売され、善光寺観光のお土産として人気です。
特におすすめなのが、お客様の好みに合わせて七味を調合する「カスタムブレンド」サービス。
可愛らしいパッケージも魅力で、信州の思い出を持ち帰るのにぴったりの一品です。
長野県立美術館
善光寺の東隣に位置する「長野県立美術館」は、2021年にリニューアルし、かつての「長野県信濃美術館」から改称されました。
新たな美術館では「鑑賞」「学び」「交流」「研究」の4つのテーマを掲げ、郷土作家の作品や信州の風景画など近現代美術を中心に展示や企画展を開催。
美術館の屋上からは、善光寺周辺や美しい里山の景色が一望でき、芸術鑑賞とともに自然の眺望も楽しめる贅沢な空間となっています。
長野市城山動物園
善光寺に隣接する「長野市城山動物園」は、入場無料で気軽に楽しめる都市型動物園です。
自然豊かな城山公園内に位置し、周囲には少年科学センターや美術館、運動施設が点在。
春には桜の名所としても知られ、多くの人々に愛されています。
動物展示のほか、子どもが遊べる遊具も充実しており、小さな遊園地のような雰囲気。
動物とのふれあいや遊具での遊びが楽しめるため、特に子連れに人気のスポットです。
藤田九衛門商店
信州には、祝い事や特別な日に鯉料理を食べる風習があり、その縁起の良さをモチーフにした「鯉焼き・垂水(たるみ)」が楽しめるのが「藤田九衛門商店」です。
長野県立美術館から南西へ徒歩3分の位置にあり、店内には地元産の素材を活かした鯉焼きが並びます。
長野県産小麦を使用した生地に、県内産花豆を使った自家製餡がたっぷり詰まった「プレーン」(250円)、竹炭入りの「佐久鯉」(250円)、甘さが絶妙な「さつまいも鯉焼き」(250円)など、風味豊かなラインナップが揃っています。
淵之坊
善光寺本堂から南へ約5分、参道沿いに位置する「淵之坊(ふちのぼう)」は、僧侶の寺院としての役割を持ちながら、参拝客も宿泊できる施設として親しまれています。
宿泊はもちろん、食事のみの利用も歓迎。
提供される料理は、肉・魚・卵、そしてニンニクやネギといった「葷(くん)」を使わない伝統的な精進料理です。
ランチには「精進『華』懐石」(3,300円~)や、「特別精進懐石『福徳』」(5,500円~)など、信州在来の野菜や山菜、きのこをふんだんに使った季節感あふれるメニューが用意されています。
薫蔵 COFFEE KAGURA(ごはんと喫茶 ミトカ)
善光寺参拝の後、仲見世通りをまっすぐ進み、大門町交差点近くにある「薫蔵 COFFEE KAGURA」で一休みしてはいかがでしょうか。
築180年の蔵をリノベーションした店内は、歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気が魅力。
オーク材の一枚板テーブルが中央に置かれ、シンプルで洗練された空間に、木のぬくもりが優しく調和しています。
観光の合間に静かな空間でゆっくりと美味しいコーヒーを味わえる、癒しのスポットです。
裾花峡天然温泉宿 うるおい館
善光寺観光の締めくくりに訪れたい「裾花峡天然温泉宿 うるおい館」は、日本百景にも数えられる「奥裾花渓谷」の下流に位置する温泉施設です。
ここでは源泉100%かけ流しの天然温泉を堪能でき、琥珀色の「裾花峡温泉」と無色透明の「保玉の湯」の2種類が楽しめます。
「保玉の湯」は湯上りの肌がしっとりとし、保温効果も高いことから「美人の湯」としても人気です。
館内には男女ともに内湯や露天風呂、サウナを完備し、男性用サウナでは毎日ロウリュイベントが開催されるほか、女性用には岩盤浴も用意されています。
まとめ
以上、善光寺を観光するのにかかる所要時間はどのくらいなのか?についての解説でした!
善光寺は比較的広いお寺なので、時間に余裕を持って観光をすることをおすすめします。
また善光寺周辺には数多くの観光スポットがありますので、時間に余裕のある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。